三木会を開催しました

 当工業会は11月21日、東京・墨田区東向島・墨田区生涯学習センターB棟3階視聴覚室で三木会を開催しました。
 今回は「3Dプリンターの実演及び現状について」という題目で、ホッティーポリマーの技術部次長の田鍋史生氏を迎えて、3Dプリンターの実演と講演が行われ、当日は39名が参加しました。

 三木会は霜田知久副会長の司会進行により開催しました。冒頭、杉本会長は「3Dプリンターは、金型やサンプル等作る上でも、ゴム業界で今後、必要なアイテムになってくる。今回、勉強していただき、皆さんで新しい技術を取り入れて、ゴム業界の発展のきっかけにしていほしい」とあいさつしました。

 実際、田鍋氏が3Dプリンターの実演を始めると、多くの参加者は3Dプリンターのできる過程に釘付けになっていました。今回、実演で行った3DプリンターはMakerBot社ので、同機械は、現在主流方式になっている熱溶解積層方式で、熱で溶かした材料を先端から吐出し、可動式ノズルで平面上を走査し層を形成する低価格の3Dプリンターとなっています。

 また講演では、田鍋氏が3Dプリンターの現在の各業界における利用例、3Dプリンターの発展の流れと今後の課題等を解説しました。田鍋氏は「3Dプリンターを使用することで、風合いやはめ合わせ等が確認でき、試作をする上で迅速に製造できるメリットがある」と3Dプリンターの必要性を語りました。

 今回の3Dプリンターの実演および講演の機会を設定したホッティーポリマーの堀田秀敏社長は「3Dプリンターの実演を見ていただき、お互いに情報交換ができることで、ゴム業界のレベルアップにつなげてほしい」と述べました。

三木会を開催しました

2013年11月23日更新