三木会を開催しました。

 当工業会(杉本浩志会長)は6月7日、東京都・墨田区のすみだ生涯学習センターで三木会を開催しました。

 会員、賛助会員ら30名が参加しました。

 6月の三木会では、ホンダで海外営業や現地法人の経営を経験した中川敏彰・麗澤大学経済学部特任教授キャリアセンター長を迎え、「わたしのホンダ半生」のテーマでホンダの企業文化について、具体的事例を踏まえて講演会が行われました。
 中川講師は、ホンダの基本理念である人間尊重、自立、平等、信頼、3つの喜び(買う喜び、売る喜び、創る喜び)を解説。海外駐在中に、ホンダの基本理念を各海外拠点で育んできたといいいます。

 また、中川講師は海外駐在の経験を振り返り、インドは将来の自動車業界で世界最大の市場となると説明。その上で「企業に世界的な普遍性がないと世界では持続可能なビジネスできない」と強調しました。

 今後の国内市場については、中川講師は「大企業の国内回帰に大きな期待を持てないとすれば、中小企業に残された道の一つが自ら海外需要を取り込むことだ」とし、そのためにもグローバルで活躍できる人材育成の重要性を説きました。
 約2時間に渡る講演会の終了後、閉会の挨拶で杉本会長は「中川さんの話を聞いて、明日から現場で活かしてほしい」と締めくくりました。

三木会を開催しました。

2016年06月07日更新