九州ゴム工業会と兵庫ゴム工業青年クラブで親睦会

 同工業会は7月13日、九州ゴム工業会と兵庫ゴム工業青年クラブを交え、日本ゼオンの川崎工場見学を兼ねた親睦会を開催しました。
 同工業会では、堀田秀敏会長(ホッティーポリマー)、霜田知久副会長(霜田ゴム工業)、杉本浩志相談役(金星ゴム工業)ら20人以上が出席し、3団体合わせ約40人が参加しました。
  工場見学前に、日本ゼオンの川中孝文執行役員工場長から、「川崎工場は1959年から操業を始め、来年で60年目を迎える。今でも操業当時の機械は現役で動いている。ぜひ製品が作られている工程を見ていただきたい」とのあいさつがあありました。その後、参加者は会議室で同工場の概要説明を受けたのち、合成ゴムなどの製造工程における第1乾燥工場を視察しました。

日本ゼオンの川崎工場の説明を受ける参加者ら

日本ゼオンの川崎工場の説明を受ける参加者ら

 川崎工場の生産能力は2016年度実績で年間約8万t。そのうち、合成ゴムが30%、合成ラテックスが70%の構成になっています。
 また、参加者は同工場に隣接した総合開発センターも見学。同センターにはエラストマー研究所を含めた12研究所があり、国内外グループ企業ともネットワークを構築して、研究を行っています。
 同センターでは、参加者は試験室や分析室などの研究設備を見学したほか、固体から直接分析できるNMR(核磁気共鳴装置)や走査電子顕微鏡など最先端の分析器に興味を抱いていました。

日本ゼオン川崎工場で参加者全員で集合写真

日本ゼオン川崎工場で参加者全員で集合写真

 工場見学終了後、懇親会の会場である横浜中華街の聘珍楼までバスで移動。

懇親会で冒頭、堀田会長は「西日本で発生した豪雨にもかかわらず、多くの人に参加していただいた」と述べ、「同じゴムの団体として活動しているのは何らかの縁であり、今後も3団体の親睦をますます深め、ゴム業界の発展に貢献していきたい」と意欲を示しました。

あいさつする堀田会長

あいさつする堀田会長

 その後、九州ゴム工業会は中島幹雄会長(中島ゴム工業)は、「西日本の豪雨で九州ゴム工業会の各会員のなかには、被害を受けている企業もいる。そのなかで、墨東ゴム工業会様からメールでのあたたかいお言葉とそのお心に感謝を申しあげる。今後、3団体で協力できる体制を築けていけたらいい」と語り、乾杯の発声を行いました。

乾杯のあいさつをする中島九州ゴム工業会会長

乾杯のあいさつをする中島九州ゴム工業会会長

 会の途中で、各団体から会員の自己紹介を行い、お互いの親睦を深めました。

横浜中華街で集合写真

横浜中華街で集合写真

 中締めとして、木下勝文副代表監事(三富商店)があいさつを行い、有意義な時間を過ごした親睦会となりました。

 

九州ゴム工業会と兵庫ゴム工業青年クラブで親睦会

2018年07月13日更新