外国人技能実習生制度テーマに三木会を開催しました

 当工業会(霜田知久会長)は6月21日、東京都墨田区のすみだ生涯学習センターで三木会を開催し、会員や賛助会員ら27人が参加しました。

 今回は日本ゴム工業会の小林伸也事務局長を招き、日本ゴム工業会による「ゴム製品製造職種技能実習評価試験ホームページの紹介」と題し、ゴム製品製造の4作業が厚生労働省の職種認定を受けた外国人技能実習制度評価試験の内容を説明していただきました。

 冒頭、霜田会長は先日、会員企業からウクライナ難民に対する人道的支援のために国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)を通じて50万円の寄付を実施したことについて謝意を述べました。続いて霜田会長は「外国人技能実習制度の本来の目的は、我が国の技術を発展途上国のモノづくりに役立ててもらうことだ」と話した上で、「当会も20数年前にアセアン諸国と毎年のように交流を重ねていただき、その当時私と金星ゴム工業の杉本会長はジェトロの技術指導員と登録した」と述懐しました。

 最後に霜田会長は「日本ゴム工業会さまの尽力によりゴム分野が外国人技能実習制度の職種に適用されたことを嬉しく思う。小林事務局長のお話を聞き、皆様の業務に少しでもお役に立てる機会になれたらいいと思う」と挨拶を終えました。

 続いて小林事務局長が外国人技能実習制度の目的について触れた上で、ゴム製品製造が外国人技能実習制度の職種省令追加に選ばれるにあたり、日本ゴム工業会の会員各社のノウハウを結集し、約3年間の活動を経て21年3月に省令認定されたことを紹介しました。

小林氏は日本ゴム工業会のホームページで紹介する外国人技能実習制度評価試験に関する情報のページについて、ゴム企業が外国人技能実習制度を実施するまでの受検手続きや試験情報など詳細な説明を行いました。その後、右川信司副会長の進行で質疑応答が行われ、外国人技能実習制度に関する知識を深める有意義な機会となりました。

霜田会長による挨拶

霜田会長による挨拶

講演した小林事務局長

講演した小林事務局長

 

外国人技能実習生制度テーマに三木会を開催しました

2022年06月21日更新