三木会でインボイス制度の勉強会を開きました

 当工業会(霜田知久会長)は2月8日、東京都墨田区のすみだ生涯学習センターで三木会を開催しました。会員、賛助会員ら33人が参加しました。

 今回は、税理士法人古田土会計のCS事業部リーダーである税理士の高部孝之氏を招き、「製造業向けインボイス制度対応セミナー Q&A」のテーマで勉強会を行いました。
 高部氏には、適格請求書等保存方式(インボイス制度)制度の概要や経理担当者に向けた実務知識について解説していただきました。

 冒頭、右川信司副会長が「三木会の内容は、製造業向けのインボイス制度のセミナーになる。インボイス制度の概要や会員企業に必要となる細かい対応について勉強してほしい」と挨拶しました。
 高部氏はまず、「インボイス制度により何が起こるのか、理解を深める」、「自社が対応すべきこと、心配がいらないこと」、「令和5年9月までにやるべきことをして、最前の準備ができること」など、今回の目的を述べました。その上で、インボイス制度の前提である消費税の納税制度の仕組みについて話し、インボイス制度の概要について説明しました。インボイス制度導入後については、適格請求書(インボイス)を発行していない免税事業者との取引を行う際に、これまで可能だった消費税の控除が行えなくなるため、税負担が増加すると言います。高部氏は納品書などの請求書以外の書類がインボイスとなる例や下請法違反となる取引例など、実務上の具体例や製造業者に求められる対応などについて詳細に解説しました。
 その後、質疑応答が行われ、高部氏は経理を担当する参加者などから投げかけられた質問に応えていただきました。
 最後に霜田会長が「本日勉強した内容を活かし、自分の会社や社員のためにも役立ててほしい」と締めくくりました。

あいさつする霜田会長

勉強会のようす

勉強会のようす

インボイス制度を解説する高部氏

インボイス制度を解説する高部氏

 

 

三木会でインボイス制度の勉強会を開きました

2023年02月08日更新