三木会で工場のDXテーマに講演会を開催しました

 当工業会(霜田知久会長)は6月8日、東京都墨田区のすみだ生涯学習センターで三木会を開き、会員、賛助会員から 43人が出席しました。

 今回は工場業務の生産性改善に向けたDX(デジタルトランスフォーメーション)がテーマです。そこで、講師に椿本チエインのDX・ITセンターDXビジネス部DXビジネス課長の岡本憲士氏や同部関東営業係長・参事の中野潤氏を招き、「デジタルの力で工場/人作業の簡単見える化」の演題で講演会を行いました。

 椿本チエインは昨年4月に新しい事業部として、DXビジネス部を立ち上げ、顧客の現場課題に対して「現場目線のソリューション」を提案しています。
 また同社の京田辺工場(京都府)では、同社が持つデジタル技術を駆使し、工場内の機械設備の稼働状態の見える化やデータ分析等を実現し、モノづくり現場の改善(DX)に対する技術やノウハウとして長年にわたり蓄積してきました。同社は、この現場起点のDXソリューションを「FabriKonect(ファブリコネクト)」として提供することで、お客様のモノづくり現場の生産性向上に貢献することを目指していくといいます。ファブリコネクトは、工場内のデータを連携させ、価値ある情報を高めるために開発された。将来の自動化や無人化工場に向けたDXワンストップソリューションとなっています。

 今回の講演会では、ファブリコネクトのサポートのうち、「指示書を置くだけで集計可能とする見える化」、「作業者の位置把握できる『ビーコン』という装置を持つだけで現場の作業場所や時間の見える化」、「静止画を撮るだけで全体の状況を確認できる見える化」を中心に解説が行われました。質疑応答では、会員から「中小零細企業の工場について活用できるがどうか」などの質問が多くなされました。

 最後に、霜田会長が「現在は、椿本チエイン様が提供するソリューションは大手企業様が多いが、会員の皆様のなかに、椿本チエイン様に実際に来ていただいてもらい、課題の解決として活用してもらいたい。我々の生産現場では共通する課題があり、少しでも今回の講演で役に立ててほしい」とあいさつしました。

あいさつする霜田会長

工場のDXについて解説する椿本チエインの岡本氏

講演会のようす

講演会のようす

三木会で工場のDXテーマに講演会を開催しました

2023年06月08日更新