当工業会(霜田知久会長)は7月20日、東京都墨田区のすみだ生涯学習センターで三木会を開き、会員、賛助会員から 20人が出席しました。
今回は、各ゴム企業が課題として抱える採用がテーマ。そこでハローワーク墨田の金子直基事業所第二部門事業主支援アドバイザーと、水谷琴事業所第一部門就職支援コーディネーターを講師に迎え、「採用力アップセミナー」の演題で講演が行われました。
冒頭、霜田会長は「最近の三木会では、前回は工場の合理化に関するDXへの取り組み、外国人実習生制度の使い方、製造業向けインボイス制度への対応など、現場に即したテーマで開催している。今回は、人手不足が課題となっている企業が多いため、採用の仕方のコツをテーマに、ハローワーク墨田様を招き講演をしていただく。各社の採用に役立てていただきたい」とあいさつした
講演では、採用に関わるテーマで2部構成で講演をしていただきました。最初は、金子氏が「『採用力アップ』を意識する『社内規定』の見直しの重要性」のテーマで解説していただきました。
金子氏はコロナ禍以降、一層複雑化し多岐に渡たる課題のなかで、「人手不足」と「労働力の定着」は、最重要であると言及していました。また、就業規則への適正な規定や確実な運用が実行されていることが重要であり、「『採用力アップされる』ためには、雇用管理改善と向上施策の正しい運用が大前提である」と説明しました。
次に、水谷氏が「求人活活動のコツ」をテーマで、労働市場を取り巻く環境を説明しました。また、水谷氏は魅力的な求人作成として、「採用したポジションについて明確にする」と「会社情報(概要・アピールポイント・想い)の発信」の2つのポイントを上げ、実例を示しながらわかりやすく解説していただきました。
講演の最後には、会員から応募要領や面接の仕方などの質疑応答が活発に行われました。
2023年07月20日更新