当工業会は11月22日、工場見学会を実施し、39人が参加しました。
午前は三福工業(栃木県佐野市、三井福太郎社長)の本社工場と佐野工場を、午後は会員企業の山下商事のグループ企業であるダブリュ・アイ・アール(茨城県桜川市、山下亨社長)を視察しました。
三福工業はフッ素ゴムや合成樹脂などのコンパウンド事業と、発泡体事業の2本柱で展開しています。
今回、発泡体事業の発泡体を製造する本社工場と佐野工場を見学。同社が製造する発泡体製品は、ポリエチレンフォーム(PEフォーム)やEVAフォーム(エバフォーム)などあり、土木・建築をはじめ、包装・緩衝、日用雑貨・レジャー用品などに使用されています。
参加者は本社工場で発泡工程を見学し、佐野工場では発泡体の加工工程を学びました。参加者は三福工業の工場案内していただいた担当者に熱心に質問をしていました。
佐野工場では、加工工程で余った端材を有効活用して、リサイクルにも力を入れているといいます。
三福工業の工場見学が終了後、昼食会場である佐野ラーメン『八竹』に移動しました。八竹の佐野ラーメンは、豚バラチャーシューが口の中でとろけるような美味しさで、見た目も鮮やかでした。旨味がたっぷり詰まったあっさりスープとの相性も抜群で、バランスの取れた味わいが魅力でした。
昼食終了後、茨城県桜川市にあるダブリュ・アイ・アールを訪問しました。
ダブリュ・アイ・アールの粉砕業を展開し、粗粉砕から微粉砕まで一貫したシステムで行っています。特徴はドイツ製ウルトラローターを使用しており、同機械は固定刃や回転刃を使用しておらず、本体内部に無数のジェット気流を発生させ投入材同士の衝撃で微粉砕化される点です。当日は、NBRやEPを材料メーカーから委託を受けて粉砕する生産ラインとSBSを粉砕する生産ライン、合成ゴムの粗粉砕する生産ラインを見学しました。
霜田会長は「本日は普段、他の企業様の工場を見ることができない貴重な機会となった。見学会を通じてひとつ手も明日からの仕事に活かせるヒントが見つかればいい」と述べました。
2024年11月22日更新