当ゴム工業会(霜田知久会長)、九州ゴム工業会(村山孝則会長)、兵庫ゴム工業青年クラブ(丸山高史代表幹事)の3団体は、10月3日に第8回となる三団体交流会を開催し、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)を視察しましたた。
当日は40人以上が参加し、当工業会からは霜田ゴム工業、右川ゴム製造所、金星ゴム工業、ホッティーポリマー、オーディオゴム・テクニカル、東商ゴム工業、桜庭ゴム工業所、ハチケン、加藤事務所、ミトヨ、日加商工、福和ゴム商事、小菅の13社が参加。全国の中小ゴム製造メーカーで構成される3団体は、年2回の交流活動を通じて業界の活性化を目指しています。今回の交流会は兵庫ゴム工業青年クラブが幹事を務めました。
参加者は新神戸駅に集合後、貸切バスで万博会場へ移動。現地では6グループに分かれて自由行動となりました。当日は約24万人が来場する混雑の中、各パビリオンの周りには人がひしめき合い、スムーズに通行できないほどでした。各グループは見学できるパビリオンを探して見学した。
午後4時には、団体予約枠で確保したパソナグループのパビリオン「PASONA NATUREVERSE(以下、パソナ館)」を訪問。アンモナイト型の建築が特徴的なパソナ館では、「いのち、ありがとう。」をテーマに、いのちの歴史ゾーン、からだゾーン、こころ・きずなゾーンの3つに分類されており、再生医療技術や未来の暮らしを体験できる展示が展開されていた。特に培養液の中で拍動するiPS細胞由来のミニ心臓が注目を集めていました。
視察後は神戸市の中華料理店「群愛飯店」で懇親会が開かれ、参加者同士の親睦を深めました
冒頭、丸山代表幹事は3団体交流会を開催するにあたり、1年間の準備に協力した当工業会の霜田会長と九州ゴム工業会村山会長に謝意を述べ、「大阪万博では、世界各国が最先端の技術を展示していた。もちろん技術は大切だが、それ以上に人と人との交流が未来を拓く鍵だと感じた」と語り、技術革新と同時に人的ネットワークの構築が不可欠であるとの考えを示した。また、今回の3団体による交流会についても、「ビジネス的なつながりはもちろん重要だが、それ以上に人的な交流が企業の成長にとって大きな意味を持つ。三団体交流会を通じて、参加企業それぞれの事業成長に貢献する機会となればと願っている」と述べ、参加者同士の積極的な交流を呼びかけていました。
乾杯の音頭は村山会長が務め、約2時間にわたり和やかな雰囲気の中で交流が進みました。
中締めでは、霜田会長は2年ぶりの3団体交流会の開催を心待ちにしていたと語り、来年愛知で開催予定の「IRC 2026 AICHI」への出展を検討していることを報告しました。過去のIRC出展と交流会の実績を踏まえ、名古屋での再会を呼びかけました。また、霜田会長は「まずは人と仲良くなることが大切。商売はその後に自然とついてくるもの」と述べ、3団体交流会で親睦を深めることの重要性を強調。最後に、3団体の発展と参加者の健勝、そして日本のゴム業界の活力を願い、三本締めであいさつを締めくくりました。
ちなみに、交流会の前日には、日本有数の名門コースである廣野ゴルフ倶楽部(兵庫県)で懇親ゴルフ会も開きました。
参加者は兵庫ゴム工業青年クラブから5人、当工業会から5人が参加しました。
大阪・関西万博で集合写真
大阪・関西万博会場
マレーシアのパピリオン
UAEパピリオンで右川副会長
万博会場
大屋根リング
見学したパソナ館
兵庫ゴム工業青年クラブの丸山代表幹事
九州ゴム工業会の村山会長
加藤進一さん
霜田会長
懇親会
廣野ゴルフ倶楽部
2025年10月03日更新